専門的な性格を持つ職業は、
ひとくくりにして語られがち。
水商売も同様でひとまとめに「水商売」とはいっても、
「お客さんとお酒を飲む」ということが
意外に多くの相違点があります。
ここでは、そんな水商売のうち、
キャバレーとクラブの違いについてまとめていきます。
キャバレーってどんなところ?
「キャバレー」は昭和時代、特にバブル景気の際に
流行った店舗の形態です。
ダンスホールや舞台のある飲み屋さんと考えてください。
ホステスの方がホールで何かをしたり、
歌を歌ったりしてお客さんを楽しませます。
元々の「キャバレー」はパリで発生したもので、
歌や寸劇を楽しませる劇場のようなものでした。
それが日本に輸入されるに従って
「女性が男性にお酒を注ぎつつ、
ショーで楽しませる場所」になったのです!
昭和に全盛を迎えた店舗形態ではありますが、
平成に入ってからは景気の後退、
キャストや男性の需要の変化、建物の問題など、
色々な要因が重なってその数を減らしています。
本来の意味で「キャバレー」が楽しめるお店は
現代においては、ごく僅かでしょう。
クラブってどんなところ?
クラブは会員制の居酒屋のことをいいます。
高級感のある場所が多く
基本的には女性がお酌をしますが、
ナイトワークの女性を雇っていないお店もあるようです。
会員制のため常連のお客様が大変重要で、
お店によっては各種メディアで名前が知られているような
大物が飲みに来ることもあります。
雰囲気は静かな雰囲気であることが多く、
「大人の社交場」という言葉が
ぴったり合うようなお店がほとんど。
華やかで大衆的な雰囲気の多い飲み屋さんとは
一線を画しますね。
雰囲気的には「女性がお酌をするバー」のようなものを
想像するといいでしょう。
会員制という点からか、それほど数は
多くありませんが、まだまだ根強い需要がありますよ。
キャバレーとクラブの違いって?
「キャバレー」と「クラブ」には
上述したように明確な違いがあります。
共通している点が「お酒を飲む」ということくらいなので
一度、お店に行ったことがある人なら
一緒くたにすることはないでしょう。
以下では、具体的に違う点について
詳細にまとめていきます。
キャバレーとクラブの違いはお店の広さ!
クラブは、ほとんどの場合でそれほど広くありません。
会員制かつ、一見さんお断りのお店が普通なので
お店を広くする必要がないのです。
一方、キャバレーはお客さんを楽しませるために
なんらかのショーをする必要があるので、
店内はかなり広めになっています。
もちろん、大規模なクラブもありますが、
基本的にはキャバレーほど広くはありませんよ。
キャバレーとクラブの違いは会計方法の仕方!
参照:https://www.pakutaso.com/
キャバレーにおいて、基本的には
「そこにいた時間」で計算されます。
もちろんこれはお店によりますが、
多くのキャバレーは時間によって料金が
割り増しされていくことが多いようですね。
一方、クラブでは時間ごとではなくて、
あくまでも「飲食店+α」という形で料金が請求されます。
お店で働いている側として
あまり気にならないかもしれませんが、
お客さんにとっては大きな違いだといえるでしょう。
キャバレーとクラブの違いは指名システムの有無!
キャバレーには「指名システム」というものが存在しています。
気に入った女の子と一緒に飲むことができるシステムで、
お店によっては、この本数に
ノルマが設けられていることもあるようです。
一方、クラブでは「指名」をシステムとして
取り入れていることはほとんどありません!
代わりに、お客様ひとりひとりに専用のホステスがつく
「係」という制度を取り入れていることがほとんど。
係と指名が異なるのは、
前者はお客様がクラブに来られる限りずっと続くという点、
後者は来るたびに指名の女性を変えても問題なく、
店に着てから指名の対象を変えてもよいという点でしょう。
ただし、クラブが一切ノルマがないというわけではなく、
変わりに「同伴」にノルマがかかっていることが多いようですよ。
キャバレーとクラブの違いは勤めている女性の多さ!
クラブに勤めている女性は、
多くともせいぜい10名前後でしょう。
一方、キャバレーでは
100名を超える女性が勤務していることも珍しくなく、
巨大な場所であれば200名の女性が勤務していることも!
これはキャバレー自体が広いうえに、
女性の役割がお酌だけではなく、
お客様を楽しませる『キャストとしての役割』も
求められるからです。
クラブではお客様の接客にほとんどの時間を使います。
キャバレーではショーのキャスト、
その手伝い、もちろんお客様へのお酌など、
色々な面で働くことになるでしょう。
キャバレーとクラブの違いはお店の雰囲気!
前述したように、キャバレーはバブル時代の日本において
大きな流行を見せました。
よって、キャバレーの雰囲気は今もなお
「昭和バブル」の時代を引き継いだものになっています。
「お客様を楽しませる」ために
流す音楽はアップテンポ軽快な曲が多いですし、
キャストに求められるものも、奥ゆかしさよりも親近感です。
一方のクラブは静かに飲むことを目的にしているため、
楽しく、わいわいとした雰囲気ではありません。
キャバレーではあまり求められることのない、
伝統的な奥ゆかしさと、
上品さを求められることも多いみたいですよ。
もちろん、いずれも「傾向的な」話なので、
この店は必ずこうであるという決まりはありません。
お店を経営する方の雰囲気によっては、
楽しげな雰囲気を是とするクラブも中にはありますよ。
キャバレーとクラブの違いはイベントの内容!
キャバレーとクラブの大きな違いは、
時折行われるイベントの内容です。
クラブのイベントというと、
キャストがお客様を楽しませる内容が多いのですが、
キャバレーでは「お客様参加型」の
イベントが行われることが多々あります。
ビンゴ大会、カラオケ大会といった定番のものから
スイカ割りといって時事系のイベント、
また、男性スタッフによる
手品ショーが行われているところもあるようです。
このように、キャバレーではお客様を楽しませるためなら
イベントの内容は問わないお店が多くありますよ。
キャバレーとクラブではどちらが稼げる?
参照: https://www.pakutaso.com/
時間あたりで稼げる金額でいえば、
やはりクラブのほうがずっと稼げるでしょう。
特に固定のお客さんを多くつけることができるのなら、
短時間でたくさん稼ぐことができますね。
ただ、キャバレーは指名してくれるお客さんが
ほとんどいなくても、『安定して稼ぐことができる』
という利点があります。
それは、働いている女性の数が多いため、
接客以外にもたくさんやることがあるからです。
まとめると、水商売に関して特別な才覚があるのならクラブを、
そうでないのならキャバレーのほうが稼ぎやすいでしょう。
もちろん、稼げるかどうかは働く時間、
お店のランクによっても大きく上下します!
そのあたりは近くのお店に実際に行って
確認することをおすすめしますよ。
キャバレーとクラブではどちらが楽?
参照: https://www.pakutaso.com/
どちらのお仕事にも大変な点はあるため、
一概にどちらが楽と決めることはできません。
しかしながら、あえてどちらが楽なのかを決めるのなら、
自分の性格で決めるのがよいでしょう!
とはいっても、心理学的に高度な性格診断は必要ありません。
『お酒を飲むときは楽しく飲みたいか?』、
それとも『ゆっくりと飲みたいか?』ということを
考えてみましょう。
楽しく飲みたいのであれば、
それが実現できる“キャバレー”のほうがいいですし、
逆に静かに飲みたいのならば“クラブ”のほうが素でいれるでしょう!
また、どちらのお仕事もお客さんに気を遣い、
お客さんの話に耳を傾けることが必要。
ですが、クラブのほうがお客さんのことを
「深く」洞察する必要があります。
お客さんが経済界の人であれば
経済の勉強をしたほうがいいですし、
スポーツが趣味ならば
それに対する知識を有していたほうがいいでしょう。
一方、キャバレーはそれほどお客さんの話題に
合わせる必要はありませんが、
色々なタイプの人と色々な話をする必要があります。
まとめると、どちらが楽だとは決められませんね。
なので、自分がお酒を飲む傾向と、
多くの人と浅い話をするか?
ごく限られた人と深い話をするか?など、
その傾向で決めるといいでしょう。
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キャバレーとクラブの違いについてまとめましたが、
いかがでしたでしょうか?
前述した通りキャバレーは数を減らしており、
近くにあるという人も少ないと思います。
また、クラブもあまり目立つ場所にはないため、
その実態がわからないという方も多かったのではないでしょうか。
両者の違いを理解したうえで、
ぜひ好きなほうで働いてみてくださいね。
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