キャバレーとキャバクラは
名前としてはよく似ていますが、実は全く違う職業です。
これから働こうと思う人はもちろん、
遊びに行こうと思っている人も
その違いを知っておかなければ、
“イメージと全く違ったお店に行くことになった”
という事態になりかねません。
そこで、ここではキャバレーとキャバクラの違いについて
詳細にまとめていきたいと思います。
キャバレーってどんなところ?
キャバレーとは、本来はフランスにおいて発展した、
劇や踊りを楽しむ酒場のことを意味していました。
それが日本にはいるに従って
「コンパニオンがショーを行って
お客さんを楽しませる居酒屋」へと変化したのです。
大型の舞台に立ってお客様を楽しませるために
ダンスを踊ったり、お客様と一緒にゲームをしたり、
お客様と一緒に「楽しく飲む」の大きな特徴になります。
主にバブル時代において爆発的な人気を博し、
大型のステージを備えたキャバレーの建物が
全国に建設されました。
ただ、消費の低迷やバブルの崩壊に伴って
キャバレーはその数を減らし、
今となってはごく限られた地域にしか見ることができません。
キャバクラってどんなところ?
キャバクラは「キャバレー」と「クラブ」の合成語で、
「キャバレークラブ」を短縮して
「キャバクラ」と呼ぶようになりました。
キャバレーの持つ大衆性と
クラブの高級感の中間を取ることを目的としたお店で、
気軽に遊びに行けるけれど、
高級感はしっかりとあるのが特徴です。
その発祥は1990年代、はじめて「キャバクラ」という
名前が使われたのは2000年代。
このようにナイトワークでは
かなり新しい部類の店舗タイプといえるでしょう。
メインの業務がお客様と会話をしつつ
お酒を飲むことに限定されております。
“やろうと思えば誰でもできる”ことに注目を集めました。
もちろん、だからといって
楽な仕事というわけではありません。
メディアの注目度はナイトワークの中でもかなり高く、
専門誌の存在や元キャバ嬢のタレントの存在からも
それを伺うことができますね。
市場規模は一兆円規模とも言われており、
名実共にナイトワークの中で
最も有名な職業といってもいいでしょう!
キャバレーとキャバクラの違いって?
前述したように、キャバクラは
キャバレーから派生して生まれた業種です。
よって、ある程度似通った部分もありますが、
全く異なる職業であることには変わりません。
以下では、キャバレーとキャバクラの明確な違いについて
ひとつずつまとめて紹介したいと思います。
キャバレーとキャバクラの違いは業務内容!
キャバレーとキャバクラの違いとして、
勤めている女性が行うべき業務の内容が挙げられます。
両者とも、お客様に対してお酒を注ぐことは共通していますが、
キャバレーではお客様に対してお酒を注ぐ以外にも、
なんらかのショーを行うこともあるようです。
そのショーはダンス、カラオケなど様々ですが、
キャバクラよりもやらなければならないことが
ひとつ増える可能性があるといってもいいでしょう。
一方のキャバクラでは、主な業務内容が
お客様との会話だけに限定されていますよ。
キャバレーとキャバクラの違いは同伴の有無!
参照:https://www.pakutaso.com/
キャバクラには「同伴」というシステムがあります。
一方、キャバレーにそれはありません!
キャバクラの同伴というシステムは、
開店と同時にお客様を連れてくるシステムのことをいいます。
いわば、女の子が暇になる時間を減らすための
システムのひとつだといえるでしょう。
ただし、この「同伴」というシステムは、
店舗によってはノルマが設けられていることも。
要は、月に○回以上同伴をしなければ
罰金をとられるというお店もあるのです。
お店を安定させるシステムであると同時に、
働いている側からすれば
少しストレスの溜まるシステムであるといってもいいでしょう。
キャバレーとキャバクラの違いはステージの有無!
キャバレーにはショーを行うための大型ステージがあります。
一方のキャバクラでは、
お店によっては小さなステージこそあれ、
キャバレーほど大型のステージはありません。
むしろ、ほとんどのお店は
ステージがありません。
これに伴って、キャバレーとキャバクラを比較すると
店舗スペースの点でも大きく異なります。
すなわち、キャバレーは非常に広く、
一方でキャバクラはかなり小規模な場合もあるのです。
当然、キャバレーのほうが
多くのお客さんを相手にすることになりますし、
キャバクラはそれほど多数のお客さんを
相手することはありませんよ。
キャバレーとキャバクラの違いは働いている女性の人数!
キャバレーとキャバクラの違いを考えると出てくるのは、
勤めている女性の人数でしょう。
キャバクラでは多くても総勢数10名といったところで、
多少努力すれば全員の名前を覚えることも難しくありませんね。
一方、キャバレーでは建物の大きさに比例して
100名単位の女性が働いていることも多く、
全員の顔と名前を一致させるのは
なかなか難しいことも挙げられますね。
よほどの常連でなければ
顔を覚えられることもありませんし、
1人の人間と深く関わることが苦手だという人にとっては、
キャバレーの接客システムは嬉しいものだといえるでしょう。
キャバレーとキャバクラの違いは料金!
参照:https://www.pakutaso.com/
キャバレーとキャバクラの違いに
その料金が挙げられます。
一般的に、キャバレーはかなり安価で
入場することが可能です。
指名料金は別途かかりますが、
基本的にはリーズナブルで
劇場を観覧するのと早々変わりません。
キャバレーの特徴を挙げるときに
「大衆的」と呼ぶこともありますが、
値段に関しても大衆的な値段設定となっています。
一方、キャバクラはキャバレーほど安くはありません。
一夜で数万円がなくなることも少なくありませんし、
指名料金によっては、
驚くほどの金額を使うこともあります。
この点は、キャバクラで接客する
人数の少なさが関連しているのです。
女性一人につき接客できるお客様の人数が少ないので、
店内に入れることのできるお客様の総数も、
キャバレーに比べると少なくなってしまいます。
そこから値段設定はより高額になっているのですね。
キャバレーとキャバクラの違いは接客の深さ!
キャバレーとキャバクラでは、
お客様に関わる「深さ」も大きな違いです。
というのも、キャバクラでは
少数のお客様と何度も会話をすることも少なくありません。
話すうちに、お客様の好きなもの、
嫌いなものといった表面的なもののみならず、
氏名・年齢・職業といった個人情報、家族の様子など、
そのお客様の情報を多く知ることができます。
そして、キャバクラではそれらの情報を覚えておき、
お客様1人1人に対して
調整した接客を行わなければなりません。
一方、キャバレーでは指名でもされない限りは
飲食店+αといった程度の接客でも文句は言われません。
このように、キャバレーとキャバクラは、
業務における接客の「比重」も
違いのひとつだといえるでしょう。
キャバレーとキャバクラではどちらが稼げる?
たくさん稼ぐのであれば、
1日に回るお金の量が多いキャバクラでしょう。
お客様がたくさんお金を使うのなら、
それだけ給料が増えるのは道理だからです。
しかもキャバクラでは同伴の回数、
指名をもらった回数などによってボーナスがあるので
頑張れば頑張っただけ、たくさん稼ぐことができます。
ただ、キャバクラには先述の通り
ノルマの可能性があるので、
決して「楽に稼ぐことができる」というわけではない
という点に気をつけましょう。
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キャバレーとキャバクラではどちらが楽?
参照: https://www.pakutaso.com/
「どちらが楽」であることは
一概に決め付けることができません。
というのも、キャバレーもキャバクラも
それぞれ大変なことがあります。
それがどの程度大変なのかは
個人の感じ方によって異なるからです。
もし「どちらが楽か」を考えたいのであれば、
「たくさんの人と関わること」と
「一定の人と関わること」の
どちらがあなたは楽なのかを考えましょう。
前者であればキャバレーのほうが楽でしょうし、
後者であればキャバクラのほうが楽だと感じるのではないでしょうか。
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以上、キャバレーとキャバクラの違いについてでした。
語源は一緒ではあるものの、
このように両者の違いは多岐に渡ります。
働くときは、両者の違いを
しっかりと理解したうえで働きたいところですね。
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